 |
| 目が疲れたな、とか、乾燥するな、と感じたときには目薬をさしたくなるものです。そういうときには、薬屋さんへ行って目薬を買いますが、種類がたくさんあるのを見てもわかるように、それぞれの目薬には不快な目の症状を和らげたり、あるいは目の健康を助長する成分が独自の処方で配合されています。ですから、疲れ目や目の炎症など、そのときの症状に合った成分を含む目薬を選ぶことが第一です。具体的に症状を話して薬剤師さんに相談するのもいいでしょうし、あるいはご自分でホームページなどを検索して、その症状に特化したものを選ぶといいですね。ただし、しばらく使っても症状がよくならないときには、何か別の病気の可能性もあり得ますので、眼科医できちんと検査して、原因を明らかにしてもらいましょう。目の異常を放置したために、視力障害や失明に至るケースもありますから、自己判断で目薬を使い続けたりせず、医師の判断に任せるのも大事なことです。 |
 |
 |
| 目薬も薬ですから、始終使うのはかえってよくないこともあります。涙の少ない人は、目の乾燥が気になって始終目薬をさして涙を補うこともあるでしょうが、涙にも一定の成分があり、それで目の表面が守られていますので、目薬で涙の層を洗い流してしまうのは、かえって乾燥状態を悪化させる場合もあるのです。目薬に添付されている注意書きなどに、一日に何回、何滴を点眼する、と書かれていますから、それに従って使用してください。目薬はいっぱいつければ効く、というものではないので、使用法を守って正しく使うことが大切です。 |
 |
 |
| 眼科で私たち医師が処方する薬は、点眼用の目薬だけでなく、軟膏状の薬や内服薬などもあります。これらの処方薬は、緑内障の治療用とか、白内障の治療用、というように患者さんの特定の病気や症状を治療するために処方されたものです。ですから、点眼薬ひとつをとっても、疲れ目やドライアイなどのいろいろな症状に適応するように、さまざまな成分を配合した市販の点眼目薬とは効果が異なります。しかし、市販の目薬の中でもある症状に特化して成分を配合しているものもありますから、選び方次第で症状緩和の効果も期待できるでしょう。ただし、充血を取る目薬というのは、開いた血管を一時的に縮めるだけなので、充血が気になる人は始終目薬をさすことになってしまいます。その結果、ずっと使い続けることとなり、慢性的な充血状態を引き起こしてしまうケースもありますので、使用は必要最小限に留めた方がいいですね。また、処方目薬も一滴させば十分目の表面に行き渡りますので、溢れるほどつけたりせず、使用量と使用回数を正しく守るようにしましょう。 |