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プロフェッショナルたちが語る「目と仕事」「マイスターズアイ」 ヘリコプターパイロット 赤城悟さん デイトレーダー 中野かおりさん 税理士 窪田 文弘さん 鞄職人 老沼 久一さん 江戸指物職人 渡辺彰さん
ヘリコプターパイロット 赤城悟さん デイトレーダー 中野かおりさん 税理士 窪田 文弘さん 鞄職人 老沼 久一さん 江戸指物職人 渡辺彰さん
眼疲労には、それぞれの職業に、それぞれの症状があります。 目を酷使するプロフェッショナルたちに、目の疲れとの上手な付き合い方を伺いました。
キルト作家 遠藤亜希子さん ハイヤー運転手 伊藤 登さん 肖像画家 小野 日佐子さん 精密彫刻職人 斎藤 明司さん 宝石鑑定士 奥田 薫さん
キルト作家 遠藤亜希子さん   ハイヤー運転手 伊藤 登さん   肖像画家 小野 日佐子さん   精密彫刻職人 斎藤 明司さん   宝石鑑定士
奥田 薫さん
 
東京都伝統工芸品指定を受けた指物師(指物職人)。伝統的な長火鉢や手許タンス、煙草盆の製作のほか、数多くのオリジナル作品を手掛ける。仕事内容について詳しくは→ http://www.sashimono.net/
 
 
板と板、あるいは板と棒でホゾを作り、ホゾ穴と組み合わせてつくり上げる木工芸を指物(さしもの)といい、江戸指物は江戸時代に確立した日本の伝統工芸でもあります。
「ホゾの凸部とホゾ穴の凹を組み合わせて差し合わす、という意味から指物と呼ばれているんですが、最近の若い人はまず読めないでしょうね。“ゆびもの”って何ですか?って聞かれることもあります。」と苦笑する渡辺さんは、東京・三ノ輪で代々江戸指物を家業とする3代目指物職人。木材からあらゆるものを作り出す祖父や父の姿に憧れ、高校卒業後は迷わずこの道に進みました。
「江戸の指物というのは、見えない部分にもホゾ組をあしらい、金具をあまり使わずに木目を生かしてつくる木工品です。こだわりは趣のある木目。桑には桑の、タモにはタモのいい面がありますから、それを生かして面白いデザインでつくるのが醍醐味ですね。」
お誂えでつくる家具は値段も高級で、茶道や古美術などに関わる方からの注文が主だそうですが、最近では祖母の時代の鏡台や箪笥をもう一度甦らせたい、と修理を依頼されることも多いと聞きました。
「100年使い続けているものも、それを直せるところがないともったいないですからね。昔のものは、驚くほど素晴らしいものもありますし。今はお誂えが5割、オリジナル作品作りが3割で、残りがお直しですね。」
 

 
しかし、材料である天然木は、生育した土地や場所による違いもあるため、『木を読む力』や『加工の技術』は失敗を重ねて身につけていくしかないといいます。
「それがこの仕事の難しさであり、奥深さでもあります。数字じゃ出てこない部分がありますから、またそこがおもしろいんですけれど。鉋(カンナ)なんかは自分でこさえるんですよ。こういう道具をこさえるのに、大体10年くらいはかかりますかね。豆鉋は50種類くらい、大きいものを合わせると60から70くらいあります。それを使い分けながらの仕事になりますけど、鉋って結構難しくて、まっ平らに削るのがなかなか難しいんです。ですからまっ平らに削れているかを見たり、削りの境目、鉋境(カンナザカイ)を目でよーく見ないとちょっとした筋が残っちゃうんです。こういうのは触っただけじゃわからないんで、斜めにして、光に当てて目を凝らして見るしかないんです。目で判断するしかない部分ですね、これは。」
ほかにも、木目の中にある導管の向きを見極めて削る方向を決めたり、鉛筆よりも細い線を毛引きと呼ばれる細い刃先で引いたり、目はさまざまな工程で職人の技術を助ける大切な道具となっています。

 
「木を見るのは一生の勉強ですし、職人仕事はここで終わりというのはありませんから、日々ひとつひとつの作業を、手を抜かずにきっちりやることが大切です。」
しっかり見ることも仕事のうち、と感じる渡辺さんは、意識的に目を休める時間をつくっているのだそう。
「目を休めるためもありますが、昼はたいてい昼寝をしますし、夜も少し寝てから作業を続けることが多いですね。5分でも10分でも目を閉じて横になると、気分転換になります。割合と体は丈夫なので薬を使うことは少ないんですが、その中でも目薬は使うほうですね。仕事を始めて見ることが大切になってから、よく使うようになりました。しみるくらいキーンとするようなのがいいですね。効いた気がするんですよ。ですから、疲れ目を改善できる効き目のある目薬は、ぜひ使ってみたいと思います。僭越ですけど、させば目の疲れやそれによるイライラが解消されるような目薬に、こちらの仕事を手助けしていただきたいですね。」
 
 
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